2019.11.30
中古マンションの耐震性は安全なのか?徹底調査
こんにちは、住宅減税です。
本日も、中古マンションにおけるよくある質問にお答えします。
今年は地震や台風などのニュースが多いこともあり中古物件の耐震性についてのご質問が多く寄せられました。
本日は中古マンションの耐震性について回答いたします。
回答としては、新築マンションの方が当然新しいため耐震性に優れていますが、新耐震に適合する中古マンションは震度6前後でも倒壊しない耐震性を持ちます。
耐震等級に関して
耐震性を把握する上での一つの目安には耐震等級があります。
耐震等級には1〜3までの3段階があり、耐震等級が高い物件ほど倒壊リスクは低いと言えます。
しかし、ほとんどの家屋やマンションは等級が1~2までの物件です。
等級1でも、震度6前後に耐える設計になっていますのでご安心ください。
等級が3の物件は避難所や消防署などの公共施設で適応されているレベルなので、マンションで等級が3の中古マンションを探すことは難しいと言えます。
もし気にされる場合は新築マンションをオススメします。
しかしこのサイトの読者はどちらかと言えば中古マンションを購入されようとお考えかと思います。その場合の視点は、新耐震に適合しているかどうか?です。
新耐震とは?
新耐震はそもそも何か?と言いますと
建築基準法で定められた法律であり、皆さんの住まいという財産を守ることを目的に定められました。昭和56年6月に新耐震の建築基準法が採用されたので昭和56年9月以降の物件は新耐震である可能性が非常に高いです。
ちなみに阪神大震災で倒壊しなかった物件のほとんどが新耐震基準の家屋でした。
なので、中古物件・マンションの安全性・耐震性について考える際は新耐震に適合しているのかどうかということが鍵となります。
逆に新耐震でない物件は非常に危ないため、購入を控えるか?耐震基準を満たすための修繕工事を実施することをオススメします。
新耐震かどうか調べる方法
新耐震なのか?旧耐震なのか?を知る方法ですが、ホームインスペクションや弊社にご相談いただければ簡単に調べることが可能です。
また、新耐震であると住宅ローン減税を受けることが可能になります。
新耐震でない物件も地震による倒壊リスクや今後の入居者に向けて実施しておいて損はないでしょう。
もし、昭和56年以前の物件をご購入検討されている場合は一度お確かめください。
まとめ
・新築マンションの方が耐震性は高い。
・中古マンションでも震度6前後でも倒壊しない。
・震災時に新耐震の物件は倒壊していない。
・新耐震に適合すると様々な購入時に様々な軽減措置が可能
下記をご参照ください。
「4つの住宅減税」:https://taishin-hakkou.com/hp/tax/