2021.8.23
耐震基準適合証明書とは?メリットや注意点について徹底解説
住宅の耐震性を証明する「耐震基準適合証明書」は入手可能であれば、
住宅ローン控除を含めた節税に使用することができます。
ただし、時期が間違っていると発行できません。
そのため、事前に申し込み時期と購入条件を知っておく必要があります。
この記事では、「耐震基準適合証明書」に準拠した証明書の取得に関する質問に回答します。
耐震基準適合証明書とは?
耐震基準適合証明書は、建物等が建築基準法に定める耐震基準を満たしているか否かを証明する書類です。
この耐震基準適合証明書は「耐震基準を満たす建物の建設」または「既存の建物の地震復旧」と記載されている場合、この証明書は自動的に発行されません。
もし受け取りたい場合は、申請する必要があります。
証明書を申請する場合、建物(住宅)の引渡し前後の手続きが若干異なります。
耐震を行う前の手順は以下のとおりです。
①販売
②耐震工事
③耐震基準適合証明書を申請
④耐震基準適合証明書の発行
⑤建物の引渡し
引渡し後に証明書を受け取りたい場合は、以下のとおりです。
①販売
②耐震基準適合証明書を申請
③建物の引渡し
④耐震工事
⑤耐震基準適合証明書の発行
ただし、耐震工事は基準を満たしている場合は不要なので建築士に診断いただくことをオススメいたします。
耐震基準適合証明書の発行に必要なもの
耐震基準適合証明書を発行するために必要な書類は下記になります。
・検査済証
・新耐震基準と同じ耐震性があることを証明できる書類
そして、上記の書類は下記の機関で発行可能です。
・登録住宅性能評価機関
・建築士事務所に所属する建築士
・住宅瑕疵担保責任保険法人
・当社:住宅減税
耐震性の安全を確認できる書類があれば、発行をすることができます。
検査済証は、家を建てるときに必ず発行される書類なので、新しい物件を申請する必要はありません。
どんなメリットがあるのか?
耐震基準適合証明書で取得できる税額控除には、次のものがあります。
・住宅ローン控除
・住宅取得等資金贈与の特例
・マイホーム取得資金の相続時精算課税の特例
・登録免許税軽減の特例
・不動産取得税軽減の特例
・固定資産税の減税措置
耐震基準適合証明書は、住宅ローン控除の下記の条件をクリアするツールだと思ってもらっても良いです。
戸建て住宅:築20年以内
マンション住宅:築25年以内
・注意事項
これ以外の条件は下記にまとめていますので、ご確認ください。
https://taishin-hakkou.com/hp/2020/04/20/post-1722/
費用は誰が負担するのか?
こちらについてもまとめておりますので、ご確認くださいませ。
https://taishin-hakkou.com/hp/2020/07/27/post-1912/
まとめ
いかがだったでしょうか?
耐震基準適合証明書についてのメリットや注意点についてご理解いただけましたでしょうか?
もし、少しでも不明な点があればLINEなどでお問い合わせください。
24時間対応しておりますので、いつでもご相談にのります。